以前、子どもがアナフェラキシーショックを起こしました。もしアナフェラキシーショックを起こした食品を子どもが口にしてしまったら、どうすればいいのでしょうか?

お子さんがアナフィラキシーを起こしたことのある食品、または医師からアナフィラキシーの危険が高いと言われた食品を体に取り込んでしまった可能性がある場合、あわてずに適切な行動をとるようにしましょう。

まず、口の中に食品が残っている場合は、出して口をすすぎます。ただし、飲み込んで胃に入ってしまったものを無理に吐かせると、アレルギー物質の入った胃液が肺に入る危険があり、むしろ危険な状態になることがあるのでやめましょう。

その後に、症状が出ないかどうか注意深く観察しましょう。
繰り返しおう吐をする、意識がもうろうとしているなど、「エピペン®の適応」にあてはまる症状が1つでもある場合は、エピペン®を直ちに使用します。エピペン®を持っていない場合やエピペン®を打ち終わったあとは、すぐに救急車を呼びます。急に動かしたりせず、その場であおむけに寝かせ、足を15~30センチ高くしておきます。おう吐がある場合は顔を横に向けて寝かせてください。

「エピペン®の適応」に当てはまる症状がなかった場合でも、アレルギー症状がどんどん広がってくる場合は近くの病院を受診するようにしましょう。事前にアレルギー症状を抑えるための内服薬をもらっている場合は、早めに内服するようにしましょう。

普段から緊急時に適切な対応ができるよう医師のアドバイスを受けておきましょう。
こちらもあわせてご覧ください。
「食物アレルギーとアナフィラキシーショック」

掲載日:2015年4月3日

回答者

大矢 幸弘医師

大矢 幸弘(おおや ゆきひろ) 医師

国立研究開発法人
国立成育医療研究センター

生体防御系内科部アレルギー科医長 医師

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